IVES(アイビス)とは
IVES(アイビス)とは、脳卒中等により動きづらくなった筋肉に電気刺激を入れて、筋肉の収縮を介助することにより、麻痺回復を図る治療器具です。
IVES(アイビス)の取り組み例
- 対象者
46歳 女性 要介護2
- 主な病名
脳梗塞(左片麻痺)
左片麻痺であり、歩行不安定、麻痺側である左側の随意性は乏しく、日常生活動作全般において、不安定であり時間を要する状態でした。
「以前の様に1人で出来る事を増やしたい。」とのご要望を持たれ、当センターの利用となりました。
- 経緯
H29.3 脳梗塞を発症し、左片麻痺となる。
H30.3より当センター利用開始(パワーリハビリ・スリング・物療・個別療法)。
同年4月よりIVES開始。
開始当初、左上肢帯の随意性は乏しく、緊張も高く全体的に重怠さを感じる状態。
立ち上がりや歩行などの動作の崩れも大きい。
IVESと並行し、歩行に対する個別アプローチも実施。
- 実施効果
来所当初は、左側全般的に過緊張状態であり、崩れながらも努力性にて何とか自身の出来る事は行っているといった状態であり、左手指も日常生活上で使用する事はない状態でした。
この左上肢帯に対しIVESを導入した事により、現在は左上肢帯の過緊張は軽減し、左手指もペットボトルの蓋を開ける際に、握って固定する動作ができる様になってきており、効果を実感されています。